半年くらい前の記事ですが。
カリフォルニア大学のKei Fujimura博士のチームが米国微生物学会(112回)で
“子供の頃からワンちゃんと一緒に生活をしていると喘息になりにくい可能性”がある。と言う発表をされました。
もう少し詳しく説明をしますと、
(※RSウィルス(RSV):気管支炎や肺炎の原因となるウィルス。)
RSVは乳幼児が喘息を発症する可能性が高いと知られています。
その研究結果では、犬と生活をしているお家のハウスダストの微生物はRSVに対して保護効果がある
との事だったのです。
チームが行った実験というのは
犬と生活しているお家のハウスダストを集める⇒溶液で混合してマウスに与える。⇒8日後、RSVを投与する。
このマウス達をハウスダスト投与なしでRSVを与えられたマウス・どちらも投与なしの健康マウスと
で免疫反応を比べた結果、ハウスダストマウスはRSVを示す炎症や粘液分泌が進んではいなく、
他のマウス達と違った細菌が消化器官で発見されたそうです。
その発見された細菌が肺の免疫反応に影響している。
と発表したそうです。
その細菌がこの結果の主要な位置にいるかどうかは正確には確認されていないようですが、
今後の小児喘息の研究において重要な発表であると言われているそうです。
※ABC Scienceより
そのほかにも人によって持っているアレルギーは様々ですから、きちんと解明されるには
時間がかかってしまうかもしれません。でも、結果が認められて
幼いころから動物と触れ合いを持つという事は、体にも心にも良いと証明が出来ると素晴らしいですね。
2013年02月19日
ワンちゃんと喘息
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